ピュアオリーブオイルのおすすめ16選｜スーパーで買える？本物・偽物はあるの？

健康志向が高まる中、オリーブオイルへの注目が集まっています。中でもピュアオリーブオイルは風味やクセが弱く、初めて使う方にも違和感なく使えるのが魅力です。炒め物や揚げ物などの加熱用に向いていますが、生食にも適しているピュアオリーブオイルを使いこなせば、お料理の腕もワンランク上がります。

しかしその人気ゆえ、価格帯も商品ラインナップも豊富にあり、何を買えばいいのか迷う方も多いです。「おすすめの商品はどれ？」「安い商品はもしかしたら偽物？」なんて悩んでいませんか？

本記事では、ピュアオリーブオイル選びに役立つ知識や商品選びのポイント・産地別の特徴・スーパーで売っている安い製品などを解説します。本物・偽物についても注目です。また、おすすめ16選も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

バージンオイルと呼べるのはオリーブの実をしぼったオイル、つまり加熱や科学的な処理を施していない商品です。エキストラバージンオイルとは、さらにその中でも遊離酸度が0.8％以下で、風味に欠点がないものを指します。

ただしこの基準は日本農林規格（JAS）の規格であり、IOC（国際オリーブ協会）のこれとは異なります。品質にこだわり、世界水準の商品を選ぶのであれば、ぜひIOCが定める規格に沿ったエキストラバージンオイルを選んでください。

ちなみに日本国内に本物のエキストラバージンオイルはない、と囁かれるのもこのためです。日本のスーパーで販売されているもので、世界基準であるのかどうかが分かりにくい場合は、外国産のものを選びましょう。

ピュアオリーブオイルは、エキストラバージンオイルと精製オリーブオイルの2つをブレンドしたものです。そのブレンド比率は会社によって異なり、企業秘密でもあるので公表されていませんが、大抵は10％以下です。

販売基準のハードルも低く、国の食用油の基準である酸度さえクリアしていれば販売できます。ラベルには「ピュア」「フレッシュ」「純粋」「摘みたて」などの表記がされており、これらはすべてピュアオリーブオイルと思って間違いありません。

ピュアオリーブオイルは、精製オリーブオイルのように化学反応や加熱処理を行なったオイルとエキストラバージンオイルの中間的位置です。オリーブオイルの香りを残しつつ、ポリフェノールやビタミンＥなどの成分も少なからず含まれています。

また、味や香りがマイルドなので、料理の風味を損ねないので加熱に向いています。使い方としては、ペペロンチーノがおすすめです。

エキストラバージンオイルのように価格が高いと、「偽物を購入したくない！」と思ってしまいますよね。しかし、ピュアオリーブオイルはエキストラバージンオイルと精製オリーブオイルを混ぜ合わせたものなので、本物であるか偽物であるかにとらわれる必要がありません。そのため、初心者にも選びやすく、使いやすいオリーブオイルと言えます。

さらには香りも風味もクセがないので、オリーブオイルに抵抗がある方も購入しやすくおすすめです。

ピュアオリーブオイルは、エキストラバージンオイルと精製オリーブオイルを混ぜ合わせた商品です。混ぜ合わせる割合としては精製オリーブオイルの方が多いため、エキストラバージンオイルと比較すると栄養価は劣ります。

少量のオリーブオイルを毎日飲むと身体にいいと言われていますが、ピュアオリーブオイルは不向きかもしれません。食事に栄養をプラスするものとして使用するよりも、料理に風味を加えたり香りを楽しむために使うのをおすすめします。

健康に対する効果を期待するなら「エキストラバージンオイル」がおすすめです。

ピュアオリーブオイルはエキストラバージンオイルに比べると、価格も安く、手軽に購入できるのが魅力です。店頭を見ても、1000mlで1,000円以下で購入できる商品が並んでいます。コストパフォーマンスが良くて魅力的です。

そもそもエキストラバージンオイルと精製オリーブオイルを混ぜ合わせて作られているものなので、本物・偽物を気にせずに購入できます。価格が多少安くても、「これは偽物かも？」と考える必要がありません。

とは言え、あまりにも安い商品は考えものです。ピュアオリーブオイルとは言えない商品もあるので気を付けましょう。特に大容量で販売しているピュアオリーブオイルは要注意です。

オリーブオイルの風味を損なう最大の敵は紫外線です。そのほかにも、温度や空気なども気をつけなければならないポイントがあります。そのため、ピュアオリーブオイルを購入する際は、遮光性の高い容器に入っているかチェックが必要です。

遮光性の高い容器に入っていても、窓際に放置するのはNGです。できる限り冷暗所に置くようにしましょう。一般的に調味料の置き場所として選ばれがちなのが、シンク下やコンロ下です。ここは温度が上がってしまう心配があるので避けましょう。

また、冷蔵庫での保存もおすすめしません。オイルが白っぽくなったり、まだらに白い斑点が浮き出る場合があります。常温に戻すと透明感のあるオイルに戻りますが、冷蔵保存と常温保存を繰り返すと品質を落とす可能性があるので、冷蔵庫には入れないようにしましょう。

ピュアオリーブオイルはエキストラバージンオイルよりも保存状態に気を使わなくても大丈夫です。しかし、風味を楽しむには、適温で空気に触れないように保存するのが大切です。そのため、保存容器は選ぶ必要があります。

よくスーパーで見かけるプラスチックボトル入りはおすすめしません。遮光になっていても、空気は通してしまうので不向きです。また、陶器のボトルもNGです。おしゃれで見栄えがしますが、やはり空気を通してしまいます。商品を選ぶ時には、ガラスボトルを選びましょう。

また、オリーブオイルは一度開封してしまうと酸化が進みます。2~3ヶ月で使い切れるサイズで、なおかつガラスボトルに入ったものを選びましょう。

ピュアオリーブオイルを選ぶとき、実は酸度のチェックも必要だとご存知ですか？オリーブオイルに適した酸度は2％以下とされています。これがエキストラバージンオイルになると0.8％とさらに基準が厳しくなります。

オリーブオイルはオリーブの実を絞って作られますが、酸度が2%を越えてしまうと精製対象となります。ピュアオリーブオイルは酸度が高いために精製されたオリーブオイルにエキストラバージンオイルを混ぜたものなので、できれば酸度を気にかけてください。

オリーブオイルの品質の良さを左右するのはオリーブの実であると言っても過言ではありません。オリーブの実は果実が剥き出しになっているため、害虫や病気に弱く非常に育てにくくなっています。そのため、農薬を使わないオーガニック栽培は難しいのです。

それでもオーガニックにこだわるオリーブ農園は存在しており、私たちは上質のオリーブオイルを食せます。オーガニックに積極的に携わっている農園で育つオリーブは、やはり美味しいです。

オーガニック栽培であるかどうかは、JASマークが目印です。このマークがあれば、そのピュアオリーブオイルは上質の証ですので、ぜひ確認してください。

オリーブポマースオイルとは、オリーブオイルの中でも最もお手軽なものです。1リットル500円以下と安価なものであるため、経済的にオリーブオイルを購入したい方にはおすすめです。安い理由は一度絞ったオリーブをもう一度絞って作るからです。

そのような工程で作られたオリーブオイルのため、当然酸度も高く栄養価も低くなります。安価であるのが1番の利点です。使用する際は、油をたっぷりと使う調理に使いましょう。値段が安い分、躊躇なく使えます。

また、エキストラバージンオイルに比べると圧倒的に香りが弱いため、料理の風味を損なわず使えるのもこのオイルのいい点です。オリーブポマースオイルは商品に表記されているので、確認してください。

ギリシャはオリーブオイル生産量第3位を誇る国です。エキストラバージンオイルの生産量が多く、その割合は80%とイタリアの65％を大きく上回っています。その数字を見ても、上質なオリーブオイルの生産国であるのは間違いありません。

ギリシャのオリーブオイルの特徴としては、フルーティな香りとまろやかな風味にあります。コールドプレス製法を取り入れており、オリーブの実の成分が生きた状態で取り出せます。絞り出す作業に水を使用せずに、栄養価の高いオリーブオイルが作られていると言われています。

ギリシャ産のオリーブオイルはネットで簡単に手に入ります。お店でも良く見かけるようになったので、ぜひ、3,500年の歴史を誇るギリシャのオリーブオイルを購入してみてください。

イタリアは生産量こそスペインに次ぐ第2位に甘んじていますが、その消費量は世界第一です。イタリア料理＝オリーブオイルの構図は誰の意識の中にも組み込まれほど有名ですが、その品種は600種以上にも上ります。

南北に細長いイタリアの各地にオリーブの産地があるため、オリーブの品種もたくさんあります。フルーティなものからマイルドなもの・辛みのあるものなど、味わいもバラエティに富んでいるのがイタリア産オリーブオイルの特徴です。イタリア産のボスコオリーブオイルはまろやかでさっぱりとした口当たりが特長です。

お料理に合わせてワインを選ぶように、オリーブオイルを選べるのもイタリア産オリーブオイルの人気の秘密です。

イタリアを凌ぎオリーブの生産量第一に君臨しているのがスペインです。スペイン国内でも南部のアンダルシア地方が最も生産が盛んで、国内生産量の約80％を占めます。生産量だけでなく品質の高さもトップレベルで、世界で最も多くの賞を受賞しているのがスペイン産オリーブオイルです。

スペイン産のオリーブオイルはオレイン酸やポリフェノールの含有量も多いため、酸化しにくく、高温の調理にも使用できるのが特徴です。「まるでジュースのようなフレッシュな味わい」と評価が高いのもスペイン産のオリーブオイルならではです。

また、スペインは生産量だけでなく生産技術もトップクラス。世界を牽引する最新の技術を保有しています。各国からオリーブ生産者がスペインを生産技術の学ぶためにスペインを訪れるので、その実力の程はお分かりいただけると思います。

日本産のオリーブオイルは、瀬戸内海に浮かぶ小豆島が有名ですよね。オリーブの栽培は香川県が独占しており、国内生産量の約95％を占めています。そのオリーブが小豆島オリーブオイルとして日本でも親しまれるようになりました。

日本でオリーブの栽培が始められたのは約100年前です。オリーブの植樹を小豆島、鹿児島、三重で行った結果、たった一つ小豆島が成功しました。温暖な雨の少ない気候で地中海によく似ていたのに加え、栽培に携わった人たちの弛まぬ努力が実を結んだのです。

小豆島オリーブオイルの主成分は、オレイン酸とリノレン酸です。脂肪酸の中でもっとも酸化しにくく、ビタミン類やポリフェノール、アミノ酸などの含有量も多いです。食にこだわる人達や健康や美容にこだわる人々からも愛されています。

世界各国の美味しいものを直輸入している成城石井では、1,000円前後の安い価格で有機エクストラバージンオリーブオイルが手に入ります。各国産のバラエティに富んだ商品が並んでいます。

また、業務スーパーでは1リットル入りのオリーブポマースオイル・オーガニックエキストラバージンオリーブオイル・エキストラバージンオイルがあります。どれも500円以下とコスパに優れているので、日頃よくオリーブオイルを使用する方はぜひチェックしてください。

カルディでも取り扱っています。約1リットル入りのエキストラバージンオリーブオイルや、使い切りのポーションタイプもあります。いつでもフレッシュなオリーブオイルが使用できます。

地域のスーパーで購入するなら、味の素や日清オイリオなどの各メーカーから手ごろな価格で、エクストラバージンオリーブオイルが発売されています。ほしいタイプのオリーブオイルがあったら、ぜひ覗いてみてください。

健康のためにオリーブオイルを飲む場合、タイミングは特に決まりはありませんがおすすめは朝食前です。就寝中にこわばった胃の細胞をやわらげ消化吸収を助けてくれます。就寝前に飲むと、エネルギーが使われないので太る原因になってしまうので注意が必要です。

また、オリーブオイルを飲む際、1日の適正量はスプーン1杯です。体にいいとされるオリーブオイルですが、油なのでカロリーも高くなっています。逆効果にならないよう、飲みすぎには注意し、継続して飲んでいきましょう。

オリーブオイルは酸化を嫌う食品です。一度蓋を開けると酸素に触れて劣化が始まります。風味が落ちる前に使い切りましょう。目安は開封から1～2か月程度です。また、できるだけ美味しい状態を保つために守りたい保管のポイントがあります。

• 気温が5～30℃で湿度の低い場所に置く
• 直接に日光が当たらない暗いスポットに保管する
• 冷蔵庫内などのように寒い場所にはしまわない
• 透明で遮光できないガラスやペットボトルの容器にはアルミホイルを巻く

香りが少なく、クセのない味わいで人気のピュアオリーブオイル。たっぷり使える大容量ボトルに人気が集まっています。お気に入りのピュアオリーブオイルを見つけて、いろんなお料理に挑戦してみませんか？