おすすめのガラムマサラ15選｜カルディで買える？使い方・レシピも紹介

ガラムマサラは3～10種類ほどのスパイスを調合した、インドを代表するミックススパイスです。インドでは家庭独自に調合したガラムマサラを使っている家庭も多くあります。

一方、カレー粉はイギリス人が自国で簡単にカレーが作れるように開発したイギリス発祥のものです。違いはカレー粉にはカレーの色を出すターメリックというスパイスが含まれますが、ガラムマサラには含まれません。ガラムマサラを使っても料理はカレー色にはならないわけです。

簡単に言えば、ガラムマサラは香り付けの調味料なのに対して、カレー粉はカレーの色、辛味、香りを付ける調味料ということができます。今回はガラムマサラの選び方やおすすめの商品を紹介します。

ガラムマサラのベースになっているスパイスはシナモン・グローブ・ナツメグで、それに胡椒を加えて世界の4大スパイスとも言われています。それらのスパイスは中国や日本で漢方の生薬としても広く使われ、効果が認められているものばかりです。

主な効能としては、発汗や代謝を促進することによる肩こり・関節痛・腹痛・下痢・月経痛などの緩和や、胃腸を温め消化促進することによる冷えによる腹痛や消化不良・手足のむくみの緩和や美肌効果などが期待できます。

ガラムマサラを毎日の料理に少しずつ使えば、知らず知らずのうちに健康増進ができる素晴らしい調味料なのです。そして、女性に嬉しい美肌効果があるのも魅力的ですよね。

粉末タイプはガラムマサラの中でも一番オーソドックスなタイプで、インドで使われるガラムマサラの大半は粉末タイプです。粉末状のスパイスをそのままミックスしたもので、お湯との親和性も良く、野菜・肉・乳製品・豆などの料理に幅広く使えます。

料理を自分好みの風味に調整するために食べる前にガラムマサラを使いたい方におすすめです。使い方の自由度が高いのも粉末タイプの特徴と言えるでしょう

液体タイプの一番の特徴は、料理への馴染みやすさです。料理を作った後に物足りなさを感じた時や辛味を足したい時にソース感覚でかけるだけで手軽に風味を変えられとても重宝します。また粉末タイプの粉っぽさが気になる方にもおすすめです。

肉料理やカレーなどの仕上げに加えても、すぐに馴染み初めから風味付けがされていたかのように仕上がるのもありがたいですね。粉末と液体の両方を用意していいとこ取りで使い分けるのもおすすめです。

オーガニックにこだわりのある方には、有機栽培されたスパイスを使ったオーガニックガラムマサラがおすすめです。オーガニック製品は安心と安全な調味料として、根強い人気のある商品です。オーガニックだからと言って風味は一般のものとほとんど変わりません。

商品によっても違いますが、オーガニック商品にはマイルドな風味や香りのものが多くなっています。口コミやお店の方の意見も参考にされるといいでしょう。

ガラムマサラはもともと辛味を持つスパイスですが、商品によってその辛さは違います。決して色が赤いから辛いわけではありません。ガラムマサラの辛さは、唐辛子と胡椒が入っているかで決まります。

一般のガラムマサラでは辛さが足りない方はホットガラムマサラがおすすめです。カレーの辛さを足すときにも使われカレーのパートナーとも呼ばれています。唐辛子が多く含みガラムマサラの中でも非常に強い辛味を持っています。

お子様がいるご家庭の甘口カレーに加えれば辛味が増すばかりでなく、シパイシーな風味も増して大人の味を楽しむことができますよ。辛味のあるものが好きな方はぜひ使ってみてください。

ガラムマサラの中には唐辛子が含まれないものもあります。辛いのが苦手な方は唐辛子の入っていないガラムマサラで香りを楽しみましょう。唐辛子が入っていないからと言ってコクや風味が劣るということはありません。

また、胡椒が使われているものもあります。胡椒は唐辛子ほどの辛味はなく、大人であれば気にならない場合も多いですが、お子様は胡椒の辛味を感じて嫌がることも多くあります。お子様も食べる料理には胡椒なしの商品がおすすめです。

ガラムマサラには一般用の小分けされた商品と、業務用の大袋に入った製品があります。ここでは家庭用・業務用それぞれの注意点などを紹介します。各ご家庭に合ったものを選びましょう。

スパイス料理を頻繁に作る人ならたっぷり入った業務用がおすすめです。一般用は内量が20～100g程度のものがほとんどです。それが、業務用になると400g程度のものから1kg程度のものまであり、価格的にもリーズナブルになります。

一般の家庭では短期間に1kgはなかなか使い切れません。少しでも長く保存できるように正しい保存方法に心掛けることが大切です。温度変化と湿気の少ない冷暗所で、密閉できる容器の中に入れて保存すると長持ちします。

ガラムマサラを初めて使ってみようと思われる方は、少量の瓶入りでいろいろ試してみることをおすすめします。まずは、いろいろ使ってみてご家庭やご自分に合うガラムマサラを見つけることが大切です。

長期間保存しても、スパイス自体は乾燥したもので腐ることはありません。しかし、風味は確実に落ちます。開封したら半年程度で使い切ることをおすすめします。ただし、見た目や風味に問題がなければ、賞味期限をさほど気にすることはありません。

日本の定番ガラムマサラとして高い人気を誇るGABANシリーズを販売しているハウス食品です。食を通じて人とつながり、笑顔ある暮らしを共につくるをコンセプトに、多くの食料品を提供している東京が本社のお馴染みの企業です。

GABANシリーズはハウス食品とギャバンの業務提携による製品です。マイルドなものからホットガラムマサラまで幅広くラインナップしています。小分けされた家庭用を探してみえる方におすすめのメーカーです。

「食事に、自然としあわせを」を企業理念とする東京に本社を持つ香辛料をはじめ多くの食品の製造販売をしているエスビー食品です。容器のタイプも容量もいろいろなものが用意され、使用目的に応じて選ぶことができます。営業用もありますので、大量購入をしたい方にもおすすめのメーカーです。

初めてガラムマサラに挑戦しようと思う方へのトライヤル向けシリーズや、安全安心な有機栽培原料を使用した有機JAS認定のシリーズなど幅広く取り扱っています。

MDHはガラムマサラの本場インドのニューデリーを拠点にスパイスの生産・販売を行っているインドでも有数の大手スパイスメーカーです。原産国のスパイスにこだわりを持った本場のガラムマサラ作りがされています。

原産国のブレンドスパイスを求める方から高い評価を得ているメーカーです。本場の味に近いスパイスの効いたカレーを作りたい方や、本場のインド風の味をいろいろな料理に付け加えてみたい方におすすめします。

同じガラムマサラでもスパイスの種類や調合の割合で全く異なる風味や香りになります。日本でブレンドされたものは日本人の好みに合う調合がされているため、本場インドのものと若干違う風味や香りに仕上げられているものもあります。本場の味にこだわりたい方は、インドが原産のものを選ぶのがおすすめです。

無印良品やカルディではガラムマサラそのものの取り扱いはありませんが、ガラムマサラを使った食品を取り扱っています。無印良品ではガラムマサラを使ったインドカレーやタイカレーなど世界各地のレトルトカレーを30種類以上ラインナップしています。ガラムマサラを使ったカレーを手軽に味わいたい方におすすめです。

カルディでは「食べるガラムマサラ」というオリジナル商品を取り扱っています。ガラムマサラによくブレンドされているクミン・シナモン・ナツメグ・クローブ・カルダモン・唐辛子などのスパイスが配合されています。また、トマトの酸味や玉ねぎ・ナッツの甘さがバランス良く配合され、ご飯やパンに付けてエスニックな香りを楽しむのもおすすめです。

ガラムマサラの使い道は、王道のカレー以外にもあります。肉・野菜の煮込み料理に入れると、スパイシーな香りが出せます。ほかにも、肉・魚に下味をつけたり、炒め物・ソテーに振りかけたりしても美味しく仕上がります。

ここではキーマカレーのレシピを紹介します。ガラムマサラを手に入れたらぜひ挑戦してください。

【材料】（4皿分）

• 合いびき肉　100g
• 玉ねぎ　1個
• 人参　1/2本
• ピーマン　1個
• にんにく　1かけ
• しょうが　1かけ
• ガラムマサラ　小さじ1/2
• クミンパウダー　小さじ1/4
• ターメリック　大さじ1
• 塩　小さじ1
• 水　550ml
• トマトケチャップ　大さじ1
• 中濃ソース　大さじ1

【作り方】

1. 野菜をすべてみじん切りにする
2. フライパンに油をひき、にんにく・しょうが・玉ねぎを炒める
3. 火が通ったら合いびき肉を入れる
4. 肉に火が通ったら、人参・ピーマンを入れる
5. ガラムマサラ・クミンパウダー・ターメリックを入れて炒める
6. 残りの材料をすべて入れて煮込んで完成

インド料理を作ったけど何となく違うと感じる方は少なくありません。そんな時に活躍するのがインド料理には欠かせない調味料のガラムマサラです。ガラムマサラを使って本場のインドの味を楽しみましょう。